独立行政法人国立病院機構 北海道医療センター附属看護学校

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トップページ講師紹介 > Vol.13

これから看護師を目指す皆様へ

 看護師の資格が、国家資格であることは皆さんご存じのことと思います。日本は、国策に上がるほど少子高齢化が進んでいる国です。私たちを取り巻く環境が変化し、それぞれの生活が多様化する中、看護師の働き方も多様化しています。
 私が看護師になった頃は、看護師・助産師は病院、保健師は保健所で働くスタイルが一般的で、病院と地域の連携もあまり盛んではありませんでした。しかし現在は、地域連携が密になり、訪問看護も定着し、地域で働く看護職がとても多くなりました。また、診療看護師、専門看護師や認定看護師など、スペシャリストを目指すことも可能な職業になりました。その分、社会から求められる期待も高くなっていると感じます。
 災害などがあると、看護職がメディアで取り上げられる機会が多くなり、今まで看護に興味がなかった人も、メディアを通して看護に興味を持ったかも知れませんね。
 さて、看護師の仕事と聞いて、どんなことが思い浮かびますか。採血や注射をする人だと思っている人もいるかも知れません。看護師は、医師の診療介助、採血や注射も行いますが、主な仕事は患者さん、時にはご家族も含めて日常生活を整える事です。病気や怪我、障がいを持ってる人は勿論、成長・発達、妊娠・出産、加齢などの生理的変化に対しても、必要な支援を行います。看護師の知識と技術、想像力で様々な援助や支援が可能になります。
 最後に、当校についてお話します。当校は、母体病院を持った学校です。母体病院があるため、実習環境が整っています。また、教員、スタッフに当校の先輩が多く、先輩たちの活躍する姿を見て、自分の将来像を想像しながら学ぶことができます。先輩たちの創意工夫は素晴らしく、感染対策を考えながら、体育大会、SNS祭(学校祭)も全員参加で安全に行うことができました。このような力強い先輩たちの力を借りながら、一緒に看護を学びましょう。