これから看護師を目指す皆様へ

　本校は、国立病院機構北海道医療センターが母体で、札幌市内には同機構のがんセンターもあります。また、地域の病院・施設と連携することで、充実した学習環境で看護について学ぶことができます。
　看護職は資格を取得後も、自己研鑽や様々な関係性の中で学び合い、生涯を通して学び成長していくことが求められます。本校では多くの行事のほか、講義や演習も学年の垣根を越えたコラボレーション授業といった共育の場があります。学生の交流やより深く学ぶことのできる取り組みを行うことで、看護職として必要な知識・技術・態度に加え、主体的に学ぶ姿勢や共に学ぶ姿勢を養うことができるように支援しています。

　看護職はやりがいのある仕事です。しかし、専門職業人としての知識・技術・態度の修得が必要となります。また、社会構造や価値観の変化、多様化・複雑化する人々・社会のニーズに対応していくためには、タフさや変化を受け入れることができること、資格を得た後も学び続ける必要もあります。
　対象となる方々を支援する過程で、自分自身やチーム全体での関わりが適切であったのか、より善い関わりがあったのではないかと考え、支援を追求していくことは専門職業人としてだけではなく人間としての豊かさにつながります。

　看護学校の3年間は、楽しいことばかりではなく、なんでこんな辛い思いをしなければいけないのかと悩むこともあります。成功体験ばかりではなくそうではない体験もありますが、その一つ一つが自身の糧となり、また、苦楽を共にした仲間は、仕事だけでなく、プライベートでも大切な宝物です。
　皆さんが看護職に向けて学び成長するために、教員としての自分も成長しつつ、支援していきたいと思います。一緒に看護の楽しさを見つけませんか。