独立行政法人国立病院機構 北海道医療センター附属看護学校

〒063-0004 札幌市西区山の手4条6丁目2番22号

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トップページ > 本校の目指すところ

●教育理念

 看護は生命の尊厳と人間の尊重を基盤としており、看護を必要とする人々と看護者との関係の上に成り立っている。また、看護とはあらゆる健康レベルにある人の健康問題を解決し、その人らしく生きられるよう生活を整えることである。
 この考えのもと、科学的根拠に基づいた看護の実践に必要な臨床判断を行うための基礎的能力と、保健・医療・福祉システムにおいて多職種と連携・協働しながら多様な場で生活する人々へ看護を提供する基礎的能力を持ち、社会の変化に対応し、国の政策医療や地域医療への貢献ができる看護実践者を育成することが本校の目指すところである。

●教育目的・目標

教育目的
独立行政法人国立病院機構および地域に貢献しうる有能な看護実践者を育成する。

教育目標

  • 思いやりのある心豊かな人間性のもと、人間関係を形成するコミュニケーション能力を養う。
  • 社会人としての教養と他者を尊重する姿勢を身につけ、多様な価値観を持つ看護の対象者を理解する能力を養う。
  • 対象者ひとりひとりの状況に応じた、安全で確かな基礎的技術を身につける。
  • 看護の実践に必要な科学的根拠に基づいた臨床判断を行うための基礎的能力を養う。
  • 健康の保持増進・疾病の予防、健康の回復にかかわる看護を、健康状態やその変化に応じて実践する基礎的能力を養う。
  • 保健・医療・福祉システムにおいて、看護者としての役割を認識すると共に、多職種と連携・協働できる基礎的能力を養う。
  • 専門職業人として、看護の質向上を目指し、常に自己研鑽し続ける態度を身につける。

〇 アドミッションポリシー

  • 人々の健康に携わりたいと考えている人。
  • 基礎的な学力があり、自ら学習を継続する力を発揮できる人。
  • 相手への関心を持ち、誠実で思いやりがある人。
  • 社会性があり自分の行動に責任が持てる人。
  • 基本的な生活能力が身についている人。

〇 ディプロマポリシー

  • 豊かな感性を持ち、生命の尊厳と人間尊重を基盤とした幅広い人間性を養っている。
  • 自己を理解し他者を尊重した上で、人間関係を築くためのコミュニケーション能力を養っている。
  • 物事を主体的に考え、誠実な態度で自律して行動できる能力を身につけている。
  • 看護実践に必要な原理原則に基づいた看護技術を身につけている。
  • 専門職業人として倫理観を持ち、看護を実践するための臨床判断ができる基礎的能力を養っている 。
  • 地域・社会の動向に関心を持ち、広い視野で看護を考え、地域・社会で生活する対象者のニーズに応えるための能力を身につけている。
  • 保健・医療・福祉システムにおいて、多職種と連携・協働し、多様な場で生活する人々へ看護の役割を果たす基礎的能力を身につけている。
  • 看護の質向上を目指し、自己研鑽し続ける態度を身につけている。
  • 独立行政法人国立病院機構に貢献し得る能力を養っている。

〇 カリキュラムポリシー

本校のカリキュラムは、教育目標やディプロマポリシーを達成するために、以下に示す方針に基づいた教育課程を編成し、3年間を通して段階的に着実に身につけるような教育内容・方法としています。また、学修成果を適切に評価します。

  • 教育活動を通して人間関係を形成し、他者の価値観を尊重する姿勢を身につけることにより、専門職業人としての誠実性や対人基礎力を育みます。
  • 対象の発達段階や健康レベル、生活の場に応じた看護の実践に必要な基礎的能力を養うための科目を系統的に配置し、高度な専門教育につながるカリキュラムを設定します。
  • 臨地実習をはじめとした教育活動を通して、倫理観に基づいた看護を実践するための臨床判断能力を育成します。また、多職種と連携し、多様な場で生活する人々のニーズを捉えられるような教育内容を編成します。
  • 段階的かつ反復的に看護技術実践能力が身につけられるように演習や実習を設定します。
  • 教育活動を通して、物事を主体的に考え自律して行動できる力を育みます。
  • 自己の知識・技術・態度を客観的に評価できるとともに、他者からの評価を受け入れ、探求心を持って自己研鑽する態度を身につけることができるような教育内容を編成します。
  • 学修評価は、科目に応じて小テスト・レポート課題・筆記試験・技術評価・授業態度・実習評価等により単位認定を行います。加えて、学生自らの授業への取り組みの主観的評価、学生の学修状況や授業評価、満足度調査を活用して教育方法の改善につなげていきます。

●学年目標

3学年

  • 対象を身体的・精神的・社会的側面から総合的に捉えることができる。
  • 既習学習を統合し、各健康の段階や発達段階にある対象の看護が実践できる。
  • 保健、医療、福祉チームにおける多職種と連携・協働ができる能力を身につけることができる。
  • 自己の看護観や看護実践能力を維持・向上し続けるよう努力できる。
  • 倫理に基づいた看護が実践できる。

2学年

  • さまざまな発達段階や健康レベルに応じて、看護活動の基礎となる知識・技術を実践できる。
  • 保健、医療、福祉チームにおける多職種と連携・協働ができる能力を身につけることができる。
  • 看護師になるという自覚を持ち、常に変化する社会の動向を捉え、学習し続けることができる。
  • 人々の多様な価値観を認識し、共感的態度で接することができる。

1学年

  • 看護の対象である生活者としての人間を理解できる。
  • 科学的根拠に基づいた基本的看護技術が安全に実施できる。
  • 健康障害をもつ対象の日常生活行動への援助ができる。
  • 看護を取り巻く社会情勢やニーズが理解できる。
  • 他者と連携・協働ができる能力を身につけることができる。

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